KIAT紳士録 その参・高橋克典「物語るドラマー」

キアトはこの人がいるから
キアトになる。

高橋克典 Takahashi Katsunori

KIATの「T」にあたる人。
ドラマー、打楽器奏者、
そしてコンポーザー。

自らのバンドminoke?、
アノあらんちゃんバンド(仮)、
そしてHaotoと、八面六臂の活躍ぶり。
まさにひっぱりだこである。
芯の太いトーンと
安定感に満ちたビートを聴けば、
その理由に納得するしかないだろう。
あらゆるリズムパターンをこなすが、
ドラムセットだけに拘ることなく、
必要とあれば、
ドラやデジタルパッドも大胆活用。
さらに僕が加担するもうひとつのバンド
NegAcoustikaではフレームドラム類がメイン
…自らの表現領域拡大に
自在なアプローチで臨む自由人なのだ。
来る2020.2.1「飛来ブ」で発表する
キアトの1st.アルバムに収録されている
「蔦」「ウルプレ」「流刑」などでの
ドラムアレンジとプレイから
濃厚な「物語り」を感じるのは
僕だけではあるまい。
強靭なビートを叩き出しながら、
ストーリーをも編み上げるキアトでの高橋。
彼を「物語るドラマー」と形容しても、
なるほど確かに!と膝を打っても、
異論はどこからも出ないだろう。
芯のあるトーン、シュアなビート感、
ストーリー性に満ちたドラミング。
打楽器奏者もまた「ストーリーテラー」と
感じさせてくれること。
プログレ裏御三家バンドに数えられる
ジェントル・ジャイアントの
ジョン・ウェザースはドラマーにして、
フレームドラムからマリンバ、
ヴィブラフォンまでを駆使する。
曲や楽想にあわせて変幻自在。
まさに物語るドラマーの
代表と言えるだろう。
そしてコンポーザーとしての高橋は
「Ashen Sky」をキアト1st.に提供。
これはベース天崎とのデュオ作品であり、
完全なるオリジナル作品。

タイトルそのものの
灰色の空を紡ぎ出してゆく…

アルバム唯一のインスト曲である。

写真:針金編みアート©︎中田緋

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