ああ、ついに終わった… レコーディング全終了。

 フェイ・ターン+うかきょん+
 ファーカンダで行った、
 昨夏の「ふむふむ電波ツアー」。

   その折に「コラボ作品を作ってみようよ」
 と妄想王女のフェイさんが提案し、
 ノリのよいチーム電波のみなさんが、
 「よしきた!」と始まったこの計画は、
 怒涛のスピードで爆進し、
 制作開始から1ヶ月とちょっとの
 3月21日、6曲目のスキャットを録音して、
 レコーディングが全終了。

 「いやあ、こんな短期間で
 CD作ったの初めて!」と叫ぶフェイさん。

 同じことを僕も叫びたい。
写真©︎松岡直樹

今回は久方ぶりに打ち込みで
トラックメイクをした。
なにしろ一曲目に位置する「送電線」など、
朝から作りはじめ、
その夜にはおまたんがアコーディオンを
レコーディングし、ハメ込み完成!
なんの準備もなしに1日で一曲作り〜完成は、
僕にとっては今回が初めて。

こりゃ、快挙だ、と1人で呟いてみる。
一方で6曲目にくるフェイさんの
スタンダードナンバー「春夏秋冬」は、
テルミンとスキャットとギターがメイン。
このレコーディングでは、
ギターアレンジを1日で終えるものの
自分には難しくてなかなか弾けなかった。
結局、録り終えるまで、数日を費やす。
余りのヘタレぶり。
毎度、録音するたびに愕然とする。

自分はこんなにヘタなのか?と。
その「春夏秋冬」に
スキャットを入れる作業がラストになった。
妖精的なフェイさんの
テルミンとスキャット。
そこにどんなアプローチで…
僕も妖精になろうか?
あるいは人間クサくいくか?
レコーディングは2時間でまとまった。

この役作り、どんな出来栄えに?
コン詰めての録音が終わった。
僕にとっては
昨年12月後半のキアトミックス仕上げ、
1月〜2月のネガコ歌入れとミックス仕上げ、
2月〜3月のこの制作作業と立て続け。
終わった、と思ったら、疲れがドッとでた。

スタジオの外に出たら、
桜がいい感じ。
コロナ騒ぎで桜祭りは中止なので、
今春の中野通りには
いつもの桃色提灯がない。

寂しいなあ。いや、来年がある。
写真©︎松岡直樹

昨夏の「ふむふむ電波ツアー」の折に、
なにかみんなでリハなしでも
サクッと演れる曲を、と
「夏電波」という曲を僕がでっちあげた。
作曲と詞あわせて30分位しかかけていない
お気楽そのものの曲なんだけど、
今回、皆さんが持ち寄った曲はどれも、
個性に溢れて気合いを感じるものばかり。
「春電波」「秋祭り」「冬電波」
アコースティック音楽の風合いは押さえつつ
電波なフレイバーを満載した、
ウルトラ・オリジナルな世界。
メンバー全員がよってたかって、
自分の音でお互いにコラボ参加している。

東京〜大阪間を、ネットで
幾つもの音声ファイルが飛び交った。
うかきょんは名古屋から
大阪フェイさんスタジオに二回足を運んだ。
おまたんは自室で毎晩夜鍋録音した。
それらを僕のMacBookに一旦まとめた。

1ヶ月ちょっと前は、
この世にまだ生まれていなかった音楽が、
一本のフラッシュメモリに充填されている。

感無量、と囁いてみる。
写真©︎フェイ・ターン

そして今、ハッピーターンの
片山トミオさんがミックス真っ最中。
トミオさんフレーバーがどんどん侵入し、
新たな風合いを帯びてくる。
この三日間、毎日送られてくるミックスが
楽しみでならない。

水平線の上に、宝島が見えてきたよ。

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