眞九郎レコ発、遊び心に痺れた夜。

満員御礼のなかではじまった
眞九郎のレコ発ライブ、どうだったって?
僕のスマホが捉えた、
眞九郎さんのこの表情が物語っているよ。
めちゃめちゃ楽しんでいた。
そして僕もめちゃめちゃ楽しんだ。
お客さんのリアクションも良かった!
変拍子、ファンク、プログレという
キーワードから出会ったバンド眞九郎。
たしかにファンキーな曲調が多いけど、
ベース井手さん+ドラム橋本さんの
しっかりしたボトムの上に、
二本のギターが見事に絡まり合う。
それは昔のロックの
ツインリードみたいなものじゃなくて、
あるときはピッタリならび、
あるときは上下もしくは左右にズラして
作り出される、不思議に魅力的な
モザイク模様の世界。
眞九郎さんは
もう一人のギタリスト秦野さんともに、
ロバート・フリップの
ギターワークショップに学んでいる。
この「揃う」と「ずらす」の使い分けは、
たぶんそこにヒントがあるのでは、
とは僕の邪推かも?

いや、当たらねども、遠からず。
さらにゲスト参加のキーボード島田さんも
空間を埋めながらモザイク編みに参加する。
ベースの井出さんも参加する。
みるみる織り成されていくモザイクは、
ある意味でミニマルミュージックに通じる
くりかえしの快感がある。
時折おりそれを裏切るようなフェイクが、
遊びゴコロに溢れて実にスリリング。
終演後、眞九郎さんとの会話のなかで、
「ワザとハズしている」と彼は言った。
それはいわゆるステレオタイプな
プログレからハズしている、という意味か、
あるいは「フェイク」なアプローチを
しているという意味なのか、
どっちなんだろうね?

どっちだと思う?
ゲスト参加した融解建築の楽さんが
気に入っていると言っていた「目眩」を
聴いてみれば、
僕の言いたいことが
分かってもらえるかもしれない。
眞九郎はすでに素晴らしいライブバンドだ。
僕らキアトもライブバンドを目指している。
とてもよく効く刺激をいただいた。
もうひとつ出演した融解建築も、
壮絶に素晴らしかった。
が、こちらは近日もう一度聴く機会がある。
そのときに書きたいと思う。

言えることはただひとつ。
どちらもマイフェイバリットである。

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