KIAT紳士録 その壱・岩崎裕和「編曲の魔法使い」
キアトはこの人なくては
生まれなかった。
岩崎裕和 Iwasakl Hirokazu
KIATの「I」にあたる人。
キーボーディストにして作曲家。
同時に天才編曲家。
自らのバンドObaiwaと、
マルチアーティスト金大偉の
音楽上のパートナーを務めている。
そのアタマに仕込まれた情報量は凄い。
なぜ、そう断言できるのか?
彼にひとつ質問をしてみる。
一瞬考えて、すぐに話しはじめる。
とめどなく溢れだす知識。
ヒントとアイデア!
その圧倒的スピード感。
高回転高出力。
彼との会話を本気で理解したいなら、
記録の反芻が不可欠だろう。
ボイスレコーダーのご用意を
オススメする。
来る2020.2.1「飛来ブ」で発表する
キアトの1st.アルバムに収録されている
岩崎作曲の「ウルプレ」。
これまで僕が取りくんだなかで、
もっとも難しい2曲のうちの1曲※。
美麗にして一筋縄では歌えない旋律。
そしてドラマチックにして
ひもとけばどこか奇怪な編曲。
憶えるのに僕はどんだけ工夫したことか。
天才のやることは、普通じゃない。
※もうひとつはネガスのE&MH
ロックで「編曲が凄い」というと、
まず思い浮かぶのはThe Enid。
この曲はもとはシンプルな
メロディだけなんだと思うけれど、
構築的かつ閃きに満ちた編曲のチカラで、
ここまで重厚かつ劇的なものになった、
と僕は捉えている。
ロバート・ジョンの仕事だろう。
キアト1st.に収録される
「蔦」という曲にはそんな編曲ワザが
最高度に振る舞われている。
もちろん岩崎裕和の手になるもの。
その高回転高出力の賜物である。
お楽しみに!
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