レコーディングはどこなら可能?どこまで可能?
自分の自宅マンション前の通りには
バスが走っている。
それでもセルフ・レコーディングはできた。
ヴォーカルもアコギも録れた。
パトカーや消防車や暴走族や焼き芋屋が、
灯油売り、選挙宣伝車、祭りのお囃子隊が
やって来なければなんとかなった。
4年前までは。
今や中野総合体育館の建設工事は最高潮。
平和の森公園の破壊工事、そして、
目の前の道路のバリアフリー化に伴う
全面改修工事が連日続いている。
トラック、ダンプ、クレーン、コンクリートカッター、ハンマー、怒声などなど
昼間はありとあらゆる騒音の坩堝、ここは。
ほんとに冗談ではなくて、
これがうちの真前の現実なのである。
こんな状況がもう何年も続いている。
おかしくないか?
セルフ・レコーディングどころじゃない。
そこで近所の地域活動センターに、
場所を移した。
2年間は利用したと思う。
しかし今年始めにエレベーターが
リニューアルされたのに伴い、
電源にノイズが交じるようになった。
…ここからも撤退。
キアトのヴォーカル録りはあと2曲。
でも、録音に手近な場所が思いつかない。
ギターはヤマハのサイレントのおかげで、
生音にこだわらなけば
ラインでいつでも録れるようになった。
でもヴォーカルはそうはいかない。
アイデアが浮かんだ。
ホテルはどうだろう?
マンションみたいなもんだから、
防音はかなりいい。
ビジネスクラスは廊下からの音が
気になるけど、
外からの音はかなりシャットアウト。
問題は電源だ。いいわけがない?
ということで早速試してみる。
うちの機材のなかで、
電源のコンディションを
圧倒的なまでに反映するのが
この管球式マイクプリアンプTriton d2o。
オランダ製で音は最高でしかも小さい。
ハーフラックより小さい。
だけど電源状況には過敏に反応する。
その結果は?
今回のホテルでは問題なく上手くいった。
ただしゲインを上げると
空調の音が入る。
そこが問題ではある。
この空調の音、
コンデンサーマイクは即拾ってしまう。
そして廊下で喋られるとアウト!
だからエレベータ近くはダメだ。
できれば、いちばん奥がいい。
場所:エレベータから遠く、できるだけ奥。
注意点:空調機器、冷蔵庫のノイズ。
留意点:環境に配慮したシャウト
今の機材は工夫すれば小型セット化できる。
今回、テストに使った機材は、
コンデンサマイクまで含めて、
カバンひとつに収納できた。
ほんとうは安定化電源が欲しいところだが、
さすがに持ち運びがツライよね。
あと2曲、なんとかいけそうだ。
0コメント