トリガーとしてのギター①

久しぶりにストラトの弦を交換した。

このストラト、10年くらい前に
中古で購入したものだけど、
当時はとっても綺麗だった。
正式名をフェンダーメキシコストラトキャスターデラックスと言うらしい。
でもほとんど弾いていない。
しだいに弦は固いハリガネとなり、
さらに弾く気がおきなくなった。
長年にわたる壁紙状態により。
さすがにメッキパーツのところどころに
サビが浮くのを許すようになった。
ではなぜ、そんな無用の長物を
もっているのか?
それはトリガーとして
ナイロン弦よりエレキ弦のほうが
確実な信号を送れるから。

この場合トリガーと言っているのは、
ギターシンセ等の駆動用を想定している。
ギターはその音声信号入力デバイスであり、
ギターとして楽器としての音色は
僕の場合はあまり重要ではないのだ。

ストラトの音は嫌いじゃないけどね。

トリガーとは?
「何らかの動作を開始するためのきっかけとなる命令や信号のこと。ハードウェアでは電気信号、ソフトウェアでは何らかの処理を開始するためにシステムから出されるリクエストなどがこれに相当する」(コトバンクより)
さて、ナイロン弦のギターでも
このゴダンのように
ディバイデッドピックアップが搭載され
一つ一つの弦の音を個別に入力信号として
送れるものがある。
ギターシンセのトリガーとしてはいい。
でもギターとしては重たいし、
僕のようなナイロンガット弾きには
あまり弾きやすいとは言えない。
それにピックアップが繊細で、
トラブルを起こしやすいという弱点がある。
事実、いちどピックアップを交換した。
なかなか痛い出費になる。

そもそもだ。
バンドのライブで使うアコギの音が
モデリングギターで良いならば、
もはやゴダンでなくてもいいよね?
ストラトを入力トリガーとして
アコギのモデリングサウンドを使えばいい。
それじゃ気分がでないと言う声が
聞こえてきそうだけど
それは好みの問題。

僕は面白くていいと思う。
ストラトからナイロン弦のサウンドだなんて
ちょっと不気味じゃない?
…といろいろ考えつつ
この数ヶ月フォンジャック駆動!の
近頃のギターシンセ研究をしてきたが
この件に関しては
いよいよ満を持してきた感がある。
ようやくこれまでの、従来のシステムから
離脱する決心がついた。

ゴダンはピカピカに磨き上げて
クリーンナップした、感謝をこめて。
ギターシンセのGP-10も掃除して
箱にしまった。元箱もキレイ。
既にどちらも買い手はついた。
ネガコで活躍メロトロンエフェクターMel9、
これも手放した。

いろいろ変わり時である。
どんな風に変わるのか?
(②につづく)


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