響の良さ、確かめてみた。ここでしか出来ないことがある。
入ってすぐに直感した。
ここの音場、すごくいいのでは?
全国各地の市町村で、
300人から500人くらいの規模の、
客席収納式のホールによく出会う。
音楽の用で来ているわけではないので、
普段はそういう目で
ホールのことを見ているわけではない。
しかし今日はちがった。
入ってすぐに直感した。
ここの音場、すごくいいのでは?
反響する靴音が音楽的に聴こえる。
これは歌ってみたい、と思った。
それも小さな声から、大きな声まで。
きっとどんな声でもまとまるはずだ。
そこで仕事が完了してから、
ふたたびホールを訪れて、
ホールを清掃しているスタッフの方に
お願いしてみた。
「館長は音楽好きだから大丈夫!」
ほどなく館長が現れて、
「どうぞどうぞ、歌ってみてください」
ギターを取り出し、弾き語ってみた。
思ったとおりだ!
いや、それ以上。
こんなホールにはなかなか出会えない。
ピアノはスタインベルグが用意される。
日本ではかなり珍しいそうだ。
ライブをやってみたいけど、
ここ佐久穂町に僕のリスナーは1人もいない。
でも、ここでなにかをしたい。
いやいや、するべきだ。
そうだ、たとえばバンドで一発録音で、
アコースティックなものであれば、
こういう場所が最適ではないか?
僕はここの音場が気に入ったが、
肝心なことは「ここだけじゃない」
ということだ。
こういうタイプのホールは
日本中にあるのだ。
日本各地にあるのだ。
活用しない手はない。
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