バイバイ、プログレ
バイバイ・プログレという言葉を思いつき、
では実際にバイバイできるか試しに
CDたちを引っ張りだしてみました。
うん、これはもういいかな？
(おお、バイバイできそうだぞ)
うーん、これは今はいいけど、一年後は？
えー、コイツはありえんよ、手放すなんて！
…なかなか決断に手間どりそうです。
でも実は、過去において僕は、
プログレとなんどもバイバイ済み(^○^)
1960年代生まれで、
プログレの黄金期と言える1972〜75年に
リアルタイムで聴き狂い、
パンクが登場したときの衝撃や、
MTVが音楽シーンを席巻する様を見ながら、
世界とともに音楽も変わっていくこと、
なによりも自分が変わっていくなかで…
あれほど聴きまくった音楽が、
ある日まったく不要になる。
毎日学校から帰ってくると、
カバンを放りだしヘッドホンで
かじりついて聴いたアルバムなのに、
ある時から味わい尽くしたように
興味をなくしてしまう。
そうやってたくさんのプログレと
バイバイしました。
そのときはいつもふいに訪れます。
トリビュートバンドなどに、
いまいち興味がわかないのは、
そうしたバンドの扱う音楽に、
自分がサヨナラしたからでしょう。
たくさんの恩恵に感謝しながらも、
やはりあのときの魅力は
もう感じないのです。
それでも今だにバイバイできない
プログレもあります。
それは僕がまだ消化できていないからに
ちがいない。
自分の人生では消化できないもの。
それこそが魅力的。
そうか、それが永遠の謎。
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