鎌田Tony東ニさん・録音2回目

宗教哲学者・鎌田東ニさんが家に来る時は、
神道ソングライターとしてである。
今回は録音2回目。
「探すために生きてきた」
「夢にまで見た君ゆえに」
の2曲をレコーディングした。
鎌田さんは何回もやり直さない。
(やり直したがらない)
なので3テイクで終了となることがほとんど。
レコーディングをする側としてはラクで、
とてもよろしいのである。
ただしその前日までひたすらアレンジ作業。
トラックに音を重ねるうちに、
それがアレンジになっていく場合があり、
ギターでコードを探りながら、
アレンジの基盤から組み立てる場合もある。
今回の僕のやりたい事はここにある。
鎌田さんの曲は基本複雑ではなく、
スリーコードを基本に作られているが、
メロディーにあるストーリー感を生かそうとすると、もっと異なる響きの
コードを当ててみたくなったり、
新しい展開を付け加えてみたくなったり、と
アレンジの領域が広がっていく。

これが、今とても楽しい。

アルバム1枚分になったとき
どんな世界が音楽から立ち上がるのだろう?
自宅録音環境、冬は最高!
とっても静か。
音がするのは灯油売りの車が来るときだけ。
でもあと1ヶ月もたたないうちに
ここはウグイスたちの里に
なるから、どうなるんだろう…
鎌田さんの声にウグイスの鳴き声が重なる。
うん、悪くないかも(笑)?
1泊2日でやってくる鎌田東二さんと
語らうのは実に楽しい。
今回はとてもおいしくて美しいクッキーを
お土産にいただいたので、それをお供に、
アルバムについての話はもちろん、
それぞれの音楽体験や文化人類学的な話題、
これから先に予定されている様々な出来事
などなど話が全然尽きない。
鎌田さんの体験と知の引き出しの、
なんと底知れないことよ!
お互いにDavid Bowie好きだということが
わかってよかった。

このような機会をあと3回はもてると思うと
とても嬉しい。
今回のタイトルにはあるTonyは
時々、鎌田さんの芸名である。
Tony&KOWとして
僕らがしばしばライブをやっていたのは
もう20年も前のこと。

まぁそのコンビが復活したと言うことかな。

KOW's Music Site

私の名前はKOW。このサイト、そしてブログではKOWが携わる音楽へご案内します。作品、音源、動画、ライブスケジュールなどなど、KOWの音楽活動はこちらでどうぞ。 🔹ソロ 🔹キアトKIAT 🔹ファーカンダ 🔹NegAcoustika

0コメント

  • 1000 / 1000