ボウイと出会い、そして
ヒゲを生やしたデビッド・ボウイを
あまり見たことがないので、
試しに「デビッド・ボウイ 髭」で
検索したらいっぱい出てきた。
この1枚がかっこよくて新鮮で好きだ。
と言うのも自分の中のDavid Bowieと言う
イコンは宇宙人なのである。
お肌つるつるの。
それもチンピラで、かつ預言者。
解放者であり、脱獄囚でもある。
そのようなイメージに勝手に
自分で染めあげている。
僕の中では、
彼は未だにジギースターダストであり、
スペイス・オディティなのである。
ジーン・ジニーのままである。
そしてアラジン・セイン。
この美しいサシガメのようなコスチュームで
ステージに立っていたボウイ。
彼が他のグラムロッカーと違っていたのは、
彼が宇宙人であったということだ。
彼は地球の若い世代を解放しにきた。
いくつかの予言を携えて。
権力に対して服従することで
身を守るような生き方に背を向けて
自分の軌道を飛ぶこと。
正当性を振りかざし、
常識を強要するような輩と決別すること。
出火吐暴威、という墨の殴り書きは、
地球の重力から逃れるための
脱出速度を意味していたと僕は妄想する。
その後彼自身は何度も自分の姿を
トランスフォームしたが、
中身はジギーのままに
己の求めるところに赴いた。
チェンジスは彼の生き様そのものだけど、
それを可能にしたエネルギーは
何なんだろう?
僕は彼が宇宙のダークマターを
自分に取り入れる術を
知っていたんだと妄想する。
預言者と言うものは基本的に宇宙人なのだ。
彼もまた人類の師の1人。
かなり年老いた人類を、
心の免疫が弱まった人類を、
安寧の妄執から解放するための。
中一のあの日、僕は
グラムロック星雲の渦中で、
ボウイに出会えてよかった。
あなたは?
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