宇宙の歯車、再び。
ネガコでかつてやっていた曲
Gear of Cosmos(宇宙の歯車)。
ネガスの1st.アルバムの実質一曲目で、
とてもカッコいいロックンロールだけど、
ネガコではなぜかカッコよくならなかった。
取り組んでみると
変拍子オンパレードで、
とくに後半では11/8とかでてきて
すごくやり甲斐がある。
でも、どうにもしまらなかった。
原曲のもつ「痛快なスピード感」。
変拍子エイトビートで駆け抜けていく感じが
ダラっとして納得するものにならない。
これには川崎さんも、坂野さんも、
ジレンマに感じていたのだろう。
いつしかネガコのレパートリーから
外されていた。
そこで僕はこの曲を
ネガコの5人で再び演奏するのを想定して、
サルサ風アレンジで作り直してみた。
プログレとサルサ?
今までにない組み合わせ。
ギターと歌以外は、すべて打ち込み。
まずはひとりで作ってみた。
(なのでネガコのメンバーは関わっていない)
このグルーヴは僕の頭のなかでは
いい感じで鳴っていたのだが、
実際にこの変拍子だらけの楽曲を、
この方向で最後まで構築し直せるかは、
やってみないとわからなかった。
と、いうことでこれは試作品にして、
僕からメンバーへのプロポーザル。
このオーディオファイルが結果である。
良かったら、聴いてみてほしい。
最初から最後までで5分もないから、
ネガコにしては短い曲。
(アプリ開かなくても聴けますよ!)
どうだろうか?
原曲とはあまりにかけ離れている?
それともストレートに伝わるものがある?
ネガコは、ネガスの楽曲を
アコースティック楽器に替えて再構築する、
というコンセプトで始まった。
最初の数年はその難しさゆえに難航した。
でも個人的にはKolindaやフレアークなど
変拍子だらけのプログレトラッドで、
アコースティックアンサンブルの
素晴らしさと可能性を実感していたので、
追求していけば
いつかは絶対にカタチになる、と
信じていた。
その最初の成果が1st.アルバムSAKUHOに
まとまったのはご存知のとおり!
エレクトリックなアプローチで、
素晴らしい作品を作り、
活動をしているバンドがいくつかある。
なれば僕らネガコのような
アコースティックなアプローチは
プログレの多様性に貢献できるはず…
なんてね😆
このGear of Cosmoサルサ風味を、
ネガコで演奏できるようになる頃には、
もっと進化しているはず。そして、
アルバム未収録曲が7曲に到達する。
次作への展望も見えてくるだろう。
そうそうビッグニュース!
SAKUHOの全曲サブスク配信が
クリスマスイブよりスタート。
海外リスナーを
広げていきたいな。
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