災い転じて、作品計画
9月9日になった。
この夏、着実に進めてきた
東京キッチンReVoiceのレコーディングが
そろそろ完結しそうだ!
これは自分でいうのも憚らないほど、
よい出来になること必至である。
演奏トラックは22年前のものだが
その内容が文句なく素晴らしい。
また、歌詞が今の世相下で書かれたような
リアリティをもって響く。
あの当時に今を想像して書いた訳ではないが
人間と社会のやっていることは
基本的には変わっていないのだろう。
普遍性みたいなもの。
そして自分という人間の傾向・考え方。
自分で言うのもなんだけど変わっていない。
ひとりだけ、素晴らしいミュージシャンに
新ゲスト参加していただいている。
これはリリースの仕方を
考えなくてはいけないと思う。
このタイミングを外さず、
もっと広まる方法を…
なにかあるはず。
こんな傑作、地味に終わらせたくない。
そしてもうひとつは、ファーカンダの
アルバムづくりのスタート。
ファーカンダはもともと
赤ちゃんのいるお母さんに向けて
音楽をお届けしたいと始めたプロジェクト。
そうした楽曲群とは別に、
オトナファーカンダと僕らが密かに呼ぶ、
シニカルで妄想的な楽曲群がある。
この2方向のファーカンダを、
1枚づつ別々のアルバムにまとめるつもり。
オトナファーカンダについては
既に4曲分のベーストラックを作成し、
小俣慎一とアレンジを始めている。
一方、原点ファーカンダの方は、
とある素晴らしいミュージシャンを仲間に、
演奏は一発録りライブ録音でやりたい。
どちらが先に出来上がるが微妙なところ。
いずれにせよ両方とも来年には、
リリースできるはずだ。
この他、キアトの新曲プロジェクト、
ネガコのSAKUHO未収録曲と新曲群があり、
どちらも現在進行で進んでいる。
アルバムが先か、ライブが先か。
今のところは状況と相談しながら
前進するしかないが、
もうすこし先にいけば、
きっと展望も開けてくるかな。
それまでは淡々と。
最後に鎌田東ニさんの3rd.アルバムがある。
僕の個人的な事情により
2年延期していたがいよいよとりかかる。
1st.アルバムの制作ディレクションをしてから
ずいぶんと時が経つ。
神道ソングライターの最高作にすべく
取り組んでいきたい。
2020年の今、
これだけのプロジェクトを
同時進行できるのは、
コロナ騒動のおかげで仕事の大半が
ストップしてしまったからだ。
最悪の時間と受け止めるべきか、
降って湧いた豊穣な時間とするべきか。
僕は後者と受け止めた。
災い転じて作品計画。
2020後半も粛々と行こう。
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