詩と即興、流れるままに。
過日、詩人・山尾三省さんゆかりの場所、
ほびっと村学校で行なった、
ポエトリーリーディング・イベントの
Cafe SANSEIは好評だった。
およそ10年前、三省さん生誕70周年を祝い、
有志ではじめたこの会、
気持ちのよい音の流れを即興で作りだし、
その上に思い思いに詩を読んでいく。
まさに流れるままに2回のセッションを。
各40分〜、合計1時間半くらいだったから、
短くはないのだが、あっという間に感じた。
土笛、ドラム、波紋の佐々木宇々地さん、
ギターの野村雅美さんに、
今回からシンギングボウルの
いしいみやこさんが加わっての即興は、
たおやかにして自在。
僕にとっても数すくない完全即興は、
音楽としていつもとは別の方角に
音を解き放てて最高だった。
主催を買ってでてくれた、
地湧社の増田圭一郎さん、鳥飼美和子さん、
ほびっと村学校の高橋ゆりこさんに
感謝したい。
次回からはこのユニークなやりかたの、
ポエトリーリーディングイベントを
もっと拡大解釈したカタチで
やりたいと画策している。
音楽にのせて詩を読む。
それは詩の魂を空間に解き放つこと。
この自由をもっとひろく
味わって欲しいと思う。
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