haoto。はプログレス
ご覧の通りアイリッシュフルートと
バウロンたまにレックと
ギターによるトリオ=haoto。
アイリッシュのライブという
なんとなくの前知識でアシを運んでみたら、
これがなかなかのトンデモ音楽。
一曲目からまるでアイリッシュらしくない!
楽器構成から普通に想像するものとは、
かなり意表を突くアレンジメント。
曲の骨格には一本筋が通っていても
たとえ典型的なアイリッシュ旋律だとしても
くるくるコードが変わったり、
例えば低音部の進行のしかたが
アイリッシュらしからぬものであったり…
…と思いきや、ギターを弾いているのは、
なんと!
あらんちゃんソノ人ではありませんか。
うーむ、なるほど納得の作り込み!
さらにZeppのあの有名リフが
さり気なく仕込まれていたり
ジ・エニドでも知られるディエス・イレが
堂々と挿入されたりと、
聴き手の耳を翻弄することこの上なし!
あらんちゃんばんど(仮)の総帥は
やはり筋金入りのプログレス人類。
アコ一本でも本領発揮しています。
それにしても真正なアイリッシュに挑み、
なおかつ自らの音楽領域の拡大を図る
こちらhaoto。の高橋克典&由実さんの
フロンティア精神に大いに共感します。
それはMPBに学びながらも、
そこに留まることができない僕自身の
志向と経験を再び揺さぶってくれるから。
ひとつのジャンルに拘泥しない
自由な精神の発露。
それこそがプログレス!
ところで、羽音?端音?それとも破音?
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