かなりヒネくれた癒しを、あなたに

自分のことを自分で
かなりヒネくれていると思う。
世間の言ってることを、
まずほとんど信用しないし、
テレビなんか全く信用しないし、
医者も信用しない。
ニュースなんか信用するに値しないし、
先生と言うのは大抵信用ならない人種と
思っているし、
そして学歴や役職を重視しているやつを
最初から小馬鹿にしてきた。
(心のなかで)

僕とはそんな奴だ。

昔から悪魔のイコンなんかが大好きで、
モルモン教布教の若者が
「神を信じていますか?」
などと迫ってこようものなら、
俺の神はデーモンだ、とか言って、
その若者に「オーマイゴッド!」と
叫ばせて楽しんでた。
なんて馬鹿な奴らだ。

こうした自分の性格の基本設定は
未だに変わっていないな。
なので音楽についてもヒネくれている。
プログレのカバーは高2の時に
クリムゾンとイエスで最後。飽きた。
高3のときにはオリジナル曲を作って
演奏活動。それにもすぐに飽きた。
その後はアバンギャルドな
インプロビゼーション主体の音楽に移った。
これはとても面白くて長続きした。
この辺で自分のことがわかった。
カタにハマるのがキライだということが。
でもブラジル音楽だけは別だった。
こんなに面白い世界はないと思った。
そしてブラジル人のミュージシャンと
ゼ・ピニェイロからとても多くを
学ばせてもらった。
知識だけではなく体験として。
彼は全然先生っぽくなかったけど、
本当の意味で僕の先生だった。
彼を通じて
僕はブラジル音楽と言う異文化を吸収し
僕の血肉とした。
カエターノの音楽と出会ったのも
この頃のことだ。
それでも僕はブラジル音楽を演奏しようとは思わなかった。
知れば知るほど思わなくなった。
僕は僕だから。
ブラジル人ではないし。
そんなわけで、夜のファーカンダには
ボサノバやサンバなどのブラジル音楽のエッセンスがあるけれど、そのままやるつもりなんか全然ないし、僕がそのままやったってたいしたものにはならない。僕には僕の引き出しがあり、僕には僕の可能性がある。自分が夢見ること。自分が嫌うこと。自分が愛すること。そっちに注目するほうがずっと面白いものが見えてくる。

今、人間はかなり疲れてる。

グローバル社会はかなり病んでいる。
ろくでもない連中がろくでもないことを
尤もらしい顔してリードしている。
人類が疲弊しないはずが
ないだろう?

今、僕らには癒しが必要だ。
ただ僕はヒネくれているから、
優しい癒しはムリだな。

僕には、僕のやり方。
僕にはそれがいちばん自然だから。

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