アレンジ作業完了

終わりました、1か月前倒しで。
昨年末からの自分を例えるなら、
そう、このお方のような感じでした。
あらゆる手を尽くして、という意味で。

3か月半で10曲をカタチにできたのは、
もちろん僕が鎌田東二さんの曲を、
前から知っていてある程度イメージが
できていたからであって、
これがまっさらからのスタートなら、
こうはいかなかったでしょう。
アレンジを一通りやってみてわかったのは、
結構長いアルバムになるであろうと言う事。
曲は比較的シンプルであっても、
鎌田さんの書く歌詞が妥協なく長いので、
その結果、曲の尺がどんどん伸びていく。
しかも読み込んでいくとその歌詞は
例え同じような言葉を使っていても、
助詞の使い方1つで意味が変わると言う
デリケートな部分に溢れ、
そんな言葉に触発されて、
こうしてみたら、ああしてみたら、と
アレンジにあれこれ工夫を加えたくなる。
やはり神道ソングライターの紡ぐ歌詞には、
言葉のチカラが漲り、
それが「もっといろいろやってみろ」と
とめどなく導いていくのです。
そんな時間を過ごしてきたこの3か月半は、
別世界に幽閉されていた気分。
ただそれは狭苦しい場所ではなく、
広大な空と海と光と闇が広がる世界。

4月からは現実に戻らなくちゃね。
今回、一曲だけアレンジをある人に
お願いしました。
その人は和声感の追求において、
卓越したセンスに溢れたキーボーディスト。
自己完結するのもよいけど、
よい意味での異質感を加えたい、と
今回、なぜかそう思ったのです。

そして作ったトラックのドラムとベースが、
リアルに置き代えられていくプロセスは、
これ以上はないほどの感動の連続!
キーボードが得意とは言えない僕が
コツコツ組み立てあげたサウンドに、
達人の感性と技が吹き込まれて、
ロボットがいきなり生物に変身するのを
見ているみたいな気分と言えばいいのか…
しばらくこのワクワク感が続くと思うと、
嬉しくてたまりません。

この機会に導入したBBCオーケストラ音源が、
大活躍しています。
まだ使いこなしているとは
とても言えないでしょうけど、
ある意味でメロトロンを使うような感じで、
歌モノの音楽に+ α以上の存在感の
インストパートを生み出すことに。
今後はアレンジの精度を高めるべく、
アーティキュレーションの使い分けに
手を出したいと思っています。

あーほんとに面白い!
これは鎌田さんのギター。
多分、西暦2000年前のタカミネ。
鎌田さんが手に入れたその頃は、
そんなに大した音ではなかったけど、
今、すご〜くいい音で鳴っています。
20年以上の月日の賜物ですね。
今回のアルバムで大活躍しています。

全部僕が弾いています(^^)

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