映画音楽がおもしろい

昨日、レイトショーでデューンを見た。
立川のIMAXで見た。最高だった。
中一の夏に読んだフランクハーバードの
砂の惑星が完全に視覚化されていた。
ハンス・ジマーが音楽を担当しているが、
音の質感表現が素晴らしい。
砂の質感や物質の硬軟な質感。
それが効果音ではなく
音楽から伝わってくる。
スコアを書くことは大切だけれど、
どんな音色を選ぶのかと言うことが
最も重要だと気付かされる。
調べてみるとHans Zimmerは
あまりにも多くの映画作品を手がけている。
僕はブレードランナー2049で
その音楽の素晴らしさに触れた。
デューンの監督ヴィルニューブ作品では
2016年に公開した傑作SF映画といえる
「メッセージ」の音楽も素晴らしかった。
これを担当したのは今は亡き
Jóhann Jóhannssonである。
Jóhann Jóhannssonのここでの音楽もまた
質感の表現に徹している、と感じた。
未知の何かと遭遇するような物語で
ロマンチックだったり
センチメンタルだったり
そんな感情を喚起するようなメロディーには
あまり意味がない。
最初の出会いで感じる戦慄や血圧の上昇。
その時の環境的な質感、空気感、
自分が触れるものの感触。
アニメ、メイドインアビスを担当する
Kevin Penkinの音楽にも、
多彩な質感の表現を感じる。
この作曲家の旋律やハーモニーは、
とてもシンフォニックで
音楽として本当の豊かさを
持っていると思う。
そして何よりも、選ぶ音色への
センスが素晴らしい。
映画音楽作家は自分のパレットに
どれだけの音色を用意しているか
ということがとても重要だ。

僕はギター中心で音作りをしてきたけど、
最近はホームレコーディングが増えてきて、自分でDTMをすることが普通になってきた。

すばらしい映画音楽のおかげで、
次にすべきことが見えてきた。

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1コメント

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  • 曽我部晃

    2021.10.24 00:43

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