ピーガブを初めて歌う…改めて歌詞について
若い10代の頃に影響受けた人のことを
人は一生忘れない、という。
僕にとってピーガブはその代表で、
誦じられる歌詞もけっこうあるが、
カバーしたことまるでなし。
ところが来月のとあるイベントで、
ミュージシャン眞九郎さんと
ご一緒することになり
その眞九郎さんが
ピーガブのとある曲をやろうと
言ってくださった。
その曲がなんと僕にとってズバリ
オンリーワンとも言える曲だった。
大統領を狙撃する男の心情が、
1人称で語られていくその類稀な歌詞。
それは10代の最後の年に
自分の心を撃ち抜いたのだった。
アメリカの大統領にまつわる話は
いつも驚きに満ちている。
小学生の頃に読んだ
エイブラハム・リンカーンの伝記に、
奴隷解放を目指す彼の政治的信条と、
暗殺されて果てると言う
凄まじい現実の出来事を、
強く心に刻みつけられた。
マジョリティーに支持される側が
正義だとしたら
奴隷制が正義だった時代がある。
人は、そのことを忘れてはならない。
今のトランプ大統領の件はいかに?
どっちが正しいとか間違ってるとか
それは僕にはまだよくわからない。
どっちが本当の陰謀なのか?
ともあれこんな事態に発展することは、
今の日本では絶対にありえないだろう。
それがいいことなのか
あるいは悪いことなのか
自分に問うてみたい。
誰かにではなく。
この歳になってもなお
ピーター・ガブリエルの歌詞は
そんなことを僕に突きつけてくる。
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